モナコGP

琢磨・・・。

苦手なトンネル後の右縁石(おととしのジョーダンでスピン→リタイア)で
ミスして7番手グリッドの琢磨、フロントローのバトンと、HONDAの予選定位置にきましたが、
シューが伸びずに4番手なのがでかいですね。

軽いルノーをバトンと琢磨がどう食いついていくか、というところと
スタートの混乱がないかが興味を引くところです。

スタートで見せてくれたのは琢磨!
なんとライコネンとシューの間に飛び込み、バトンの後ろ4番手に飛び込む!
アロンソは予想通り(笑)飛び出しワンツー。
ここでどうHONDAが食いついていけるか・・・というところで、
琢磨のペースが伸びず、ついに白煙を上げてトンネル外でリタイア。
その煙の中、前が見えない状態でフィジケラクルサードの後ろに追突してひっくり返る大惨事。

しかしそれでペースカーが入り、軽いルノーを抑える結果となり、
バトンにはこれがプラスに働くか。

その後の見所は一回目のピットストップまで。
HONDAがまさかフェラーリルノーより早く入るとは思いませんでした。
こうなってくると、熊倉さんもいっていましたが、ルノーフェラーリに対して、
BARはあまりにもピットで差がつきすぎますね。

シューマッハはさすが、というところをピットストップ前で見せます
ベストベストベストできて4周14秒台できてバトンをかわしましたが、
ルノーの二台には及ばず。

中盤からそろそろ二回目のピットインするタイミングでアロンソがトンネルの中で
ラインを変えて抜こうとして(おととしの)琢磨と同じ状態になりクラッシュ→SC。
ここでバトンがタイミングよく入るが、トゥルーリの前に出られず。
シューがピットに入らず。まさかまさかのワンストップか!?

・・・画面が切り替わったとたん左のフロントがひしゃげたシューのマシンが・・・・

セーフティカー先導中に、トンネルの中でブレーキをロックさせ、モントヤに追突され、
バリアにクラッシュ、と信じられない展開。

シューがいなくなってからはトゥルーリとバトンの熾烈な争いが20周にわたって行われ、
バックマーカーもはさんで非常に面白いレースでした。
結局コンマ4秒差でトゥルーリが初優勝でしたが、
HONDAは見せ場が多く、非常に面白いレースでした。

今年は上位陣にレースで波乱がなく、シューが全部勝ち、
二位以下の争いが面白いレースはあっても優勝争いでは面白いとはいえませんでした。
そういう意味では、モナコだけあってドラマが待っていたレースであったと思います。