東欧のブラジル、最後の分裂

W杯は統一チーム、今年秋の欧州選手権からは独立チームで参加>モンテネグロ

旧ユーゴの紛争、分裂に関しては一般的には「セルビアが悪者でNATO空爆により、ミロシェビッチ政権を打倒した」という話になってますが、紛争(特に民族紛争なので)はそう単純に出来てないようで
根が深い話になるようです。

ここで日本人である自分が何を書いても他人事にしかならないので特に記載はしませんが
最後の分裂が平和的に終わることを祈ります。

そして、アルゼンチン、オランダ、コートジボアールという死の組ですが
ぜひ決勝Tへ勝ち上がって欲しいと思います。
デキ、君が引っ張るんだ。あの時代のプラーヴィを知るものとして。

蛇足ながら。
もともと旧ユーゴの選手はファンタジーあふれる選手が多いので大好きだったのですが
名古屋時代のピクシーのプレー(伝説になっている雨の長良川でのリフティングドリブル)をみてから虜になってしまいました。
分裂後はセルビア系の選手にやはり肩入れしてしまいますが、
これはやはり木村元彦氏の著書を中心に読んだからでしょうね・・・

最近では「オシムの言葉」を書いた人として知れてますが、もともとピクシーの本や旧ユーゴの紛争の話を中心に著書があるジャーナリストの方です。旧ユーゴ系の選手が好きなら読んで欲しい本。
特にセルビア・モンテネグロ代表に焦点を当てた「悪者見参」のラスト、クロアチア戦の記述は涙腺に多大なダメージを与えます。