評価が常に正しいとは限らない。


まあ、まだ確定情報はでていないものの、99.9%確定なのでついにこの話題に触れます。


マンチーニ解任でモウリーニョ招聘」

マンチーニ、モラッティと30分で会談終了
ズラタン「モウリーニョという選択は正しい」
バルサ、フレブ獲得に前進
マンチーニ、国外へ
モウリーニョ、すでにミラノ到着の噂


まあ、ほぼ確定でモウリーニョでしょう。
そして、現時点での監督の評価は


モウリーニョ>>>超えられない壁>>>マンチーニ>>岡田


でしょう。なんか余計な固有名詞がありますが気にしないでください
全面的にこの評価には賛成です。モウリーニョの方が結果を出しそうな気がします。
また、モウリーニョは子飼いの選手やコーチを移籍させますが、(ポルトチェルシーの時とか)
これもマンチーニはやっていたこと(ラツィオインテル)ですし、多かれ少なかれどの監督もやることです。
むしろセーザルやファバッリなど現有戦力に対して本当に必要か、という人材も無理して獲得しましたから
(セーザルは夏まで待てば移籍金がかからなかったが、1月に獲得)
その部分はマンチーニの方がはずれが多かったと思います。


余談ながら。
ヴェロン、デキ、シニサは昔から好きな選手だったので、個人的には獲得してくれてうれしかったことは確かです。


ただ、単純にいい監督だったらインテルは勝てるのかというところです。
過去にもトラパットーニリッピザッケローニなど名だたる監督が勤めましたが、トラップが1回スクデットをとった以外はまったく優勝できていません。
リッピなんかW杯優勝してるからねぇ。


たしかに三連覇とはいえ、白黒いんちきで降格したタナボタの優勝、翌年はペナルティが化せられていたので、実質1.5連覇であるといわれても明確には言い返せないが、
そういうときでも勝てなかったクラブなんですインテルって。


また、アレだけの選手がいるなら優勝してもおかしくないという指摘もあるでしょうが、確かに今年の布陣は鬼だった。

GK 1 フランチェスコ・トルド   ←元イタリア代表。インテルではカップ戦要因
  12 ジュリオ・セザル     ←ブラジル代表正GK。イタリアでもブッフォンに次ぐ評価
  22 パオロ・オルランドーニ
DF 2 イバン・コルドバ      ←コロンビア代表キャプテン。「南米最速DF」とも。
  4 ハビエル・サネッティ    ←アルゼンチン代表出場歴代1位。頼れるキャプテン
  13 マイコン         ←カフー亡き後のブラジル代表右サイドバック1番手
  16 ニコラス・ブルディッソ  ←アルゼンチン代表では正DF
  23 マルコ・マテラッツィ   ←でかぁーーーい!説明不要!!
  24 ネルソン・リバス     ←個人的にはブルより評価高い。コルドバの後継者  
  25 ワルテル・サムエル    ←ご存知「壁」。今年前半の鉄壁さはすごかった
  26 クリスティアン・キヴ    ←ルーマニア代表キャプテン。 ユーティリティと高い技術で今年移籍の中では1番。
MF 5 デヤン・スタンコヴィッチ  ←伝説の旧ユーゴ代表生き残り。ピクシーの後継者って言われてたよね・・・。今年はお察し。
  6 マクスウェル        ←ロベカル亡き後ブラジル代表左サイドバック有力候補
  7 ルイス・フィーゴ      ←ご存知ユダ。スピードは衰えたもののテクニックはさすが
  11 ルイス・ヒメネス      ←あらゆる意味でレコバの後継者候補。
14 パトリック・ヴィエラ    ←フランス代表キャプテン。フィジカルが戻った最後の数戦はさすがの活躍。
  15 オリヴィエ・ダクール   ←ダディ・クール。去年は非常に助けられました。元フランス代表
  19 エステバン・カンビアッソ ←僕らの2323も今年は丸坊主。今年はこの人出場してたら負けてない。アルゼンチン代表で時期キャプテン候補  
  21 サンティアゴ・ソラーリ  ←髪気って。・・・えーと、あとはそうだな。昔マリノス率いたソラリ監督の息子。(松永を切った監督)
  28 マニシェ         ←元ポルトガル代表。好きな選手なんだけどいかんせん今年は連携がね。
  30 ペレ            ←神の名を持つポルトガル期待の若手  
  31 セーザル         ←基本的にこの人敵のイメージしかないです。
FW 8 ズラタン・イブラヒモビッチ ←すごぉぉーーーい!!説明不要!!
  9 フリオ・リカルド・クルス  ←インテルの良心2(1はサネッティ)。短時間で流れを変える仕事人。アルゼンチン代表。
  10 アドリアーノ        ←今はインテルの人じゃないのでノーコメント
  18 エルナン・クレスポ    ←今年は良くなかったけど、パルマ時代の刷り込みですごい印象しかない。
  29 ダビド・スアソ      ←スピードスター。ホンジュラス代表。ミランと競合のうえ獲得
  45 マリオ・バロテッリ    ←スーパーマリオミランのパトと並び称される若手の代表格。


でもね。このチーム。
セードルフが在籍した中で唯一CL優勝してないチーム(サンプもだけど)だし。
カンナバーロが「最悪の時はインテル時代」と振り返るチームだし。
サモラノとロナウドバッジォが同時に居ても勝てなかったし。


いい選手が居るから勝てるというわけではないことは骨身にしみてるわけで。


そんなチームで、今は不満が沢山でていますが、3年間少なくとも不満を表に出さずに優勝という結果を残してきたマンチーニは、
インテルみたいな多国籍ぐんの寄せ集めチームを率いるのには向いていると思います。
(師匠格にあたるエリクソンもうまかったですが)
また、長年優勝という結果を求めて投資してきたモラッティを、三年間優勝という結果を出してくれた監督でもあるわけです。
結果を出したのに切られる、というのは組織として正しいあり方ではないとも思います。
(会社という組織に所属する管理者として)


まあ、モウリーニョになってCL優勝してくれるなら問題ないです。
ただ、優勝したとしても中身がチェルシーだったり、優勝できないからといってすぐに監督交代するようなことがあると
暗黒時代に逆戻りだと思うので、その点が気がかりですね。ファン心理としては。