オフサイドの定義。(※EURO観戦2)


JFAサッカー競技規則第11条「オフサイド」(注:pdf)

オフサイドポジション
オフサイドポジションにいること自体は、反則ではない。
競技者は、次の場合オフサイドポジションにいることになる。
●競技者がボールおよび後方から2人目の相手競技者より相手競技者のゴ
ールラインに近い。
競技者は、次の場合オフサイドポジションにいないことになる。
●競技者がフィールドの味方半分内にいる。または、
●競技者が後方から2人目の相手競技者と同じレベルにいる。または、
●競技者が最後方にいる2人の相手競技者と同じレベルにいる。

ボールが味方競技者によって触れられるかプレーされた瞬間にオフサイド
ポジションにいる競技者は、次のいずれかによって実際のプレーにかかわ
っていると主審が判断した場合にのみ罰せられる。
●プレーに干渉する。または、
●相手競技者に干渉する。または、
●その位置にいることによって利益を得る。
競技者が次のことからボールを直接受けたときはオフサイドの反則ではな
い。
ゴールキック、または、
スローイン、または、
コーナーキック
オフサイドの反則に対して、主審は違反の起きた場所から行う間接フリー
キックを相手チームに与える。..(4ページ参照)

この、「プレーに干渉する、またはその位置にいることによって利益を得る」という項目は、
トヨタカップでのプラティニの華麗なボレーがオフサイドポジションに味方がいたということで
取り消されてしまったという有名なシーンで追加された項目なのはサッカー見てる方であればご存知だとおもいます。
不貞腐れて腕枕で寝転がるシーンとセットで覚えておられる方も多いかと。

こちらがそのシーン


これ、普通に解釈すると「攻撃チームの選手が『プレーに干渉する、その位置にいることで利益を得る』という解釈をするのが普通ですが・・・

さてここで、今回のEUROのオランダ対イタリアのハイライトをご覧ください。



一点目のファン・ニステルローイ(以下、馬と表記)の得点シーン。
スナイデルが左からミドルシュートを打ち、それをゴール前にいた馬が触ってゴール。
普通であれば明らかにオフサイドなのですが、直前にブッフォンがパンチングでボールをはじいたシーンで、
パヌッチがピッチ外に倒れており、「競技者(この場合馬)が後方から二人目の相手競技者(この場合ブッフォンパヌッチ)と同じレベルにいる」という条件を満たしており、
オフサイドにはならないことに・・・なるわけねえだろ常識的に考えて・・・


パヌッチはピッチ外にいて競技に関与してないんだから、オフサイドを取るべきシーンであったと思います。
(以下、儲必死だなシーンのため省略)


■オランダ x イタリア (3−0)


というわけでEUROの感想なわけですよ。
一番言いたいことは上で書いたのでもういいのですが、あそこまでは試合の主導権を握っていたと思います。
ただ、そんな中でも馬が抜け出してGKと1on1になるシーンがあったりして冷汗かきましたが、
おおむね守備陣形はきちっと整ってたと思います。上述のシーンで失点をするまでは・・・。


失点をしてからは前がかりということもありというかマテラッツィ(以下兄貴)ヌクモリティが全開に。
06年W杯の兄貴はもう戻ってこないということがよくわかりましたorz
以前見かけた「ボールにつられてマークを外す(二点目のシーンでスナイデルをケアすべきマーカーが兄貴)」
後半に入ってもガタガタな兄貴。途中交代させられてました。


バルザーリとのコンビもバラバラだったし、もうこれは駄目かもわからんね。
次節からはパヌッチが代役でグロッソがサイドに入るでしょう。出来よかったし。
しかしこれで厳しくなったなあ・・・。


ルーマニア x フランス (0−0)


上記の試合の30分前ぐらいはフランス引き分けたざまあwwwwなんて言ってました。
二時間後には涙目になることも知らずに・・・。


しかし、ルーマニアもがっちがちでしたねぇ。キヴぐらいディフェンスできる人が中盤の左ワイドなんて。
ムトゥはさすがにカウンター主体だとそれほど目立つシーンはありませんでしたが、
フランスも全く崩せなかったのでこれはひょっとするかもわかりませんね。



次節はイタリア x ルーマニアとオランダ x フランス。
これでイタリア勝って、オランダとフランス引き分けたらえらいことになるな・・・。
オランダも選手点取ってからは乗れたけど、DFラインが安定しているわけじゃないしね。
ファン・デル・サール(今回も好セーブ連発)が好調ということで結構救われてるとおもうから。